春秋航空 9C8987便 上海(浦東)-茨城線に搭乗しましたのでレポートします。
■今回のレポートで利用した便
搭乗便:春秋航空 9C8987便
路線:上海(浦東)-茨城線
搭乗日:2017年6月3日(土)
[運航スケジュール]
出発:上海(浦東) 08:25
到着:茨城 12:20
所要:3時間55分
[費用]
総額:
9,629円
内訳:
ラッキースプリング 1,999円 (
737セール)
空港使用料 1,800円
燃油サーチャージ 5,500円
支払手数料 330円
■上海からの帰国便に利用
ジェットスター・ジャパンの
東京(成田)-上海線が就航して、その初便に搭乗した帰りに春秋航空を利用してみました。
成田から出発したので、できれば成田か羽田に戻りたかったのですが、この日に関東に直接飛ぶ便が茨城線のみだったので、この便を選びました。
■春秋航空 茨城-上海(浦東)線 スケジュール
9C8988
茨城13:20 - 上海(浦東)15:50 週6(日月火木金土)
9C8987
上海(浦東)08:25 - 茨城12:20 週6(日月火木金土)
■日本と中国本土を結ぶLCCまとめ
日本各地と中国本土を結ぶLCCは、ジェットスター・ジャパン、ピーチ、春秋航空、春秋航空日本の4社/14路線が運航中です。そのうち、春秋航空日本を除く3社/10路線が上海線です。(2017年6月6日現在)
毎日運航しているのは、東京(羽田)、名古屋(中部)、大阪(関西)、札幌(新千歳)の4拠点から、そのほかは週3~6往復です。
【ジェットスター・ジャパン(GK)】
東京(成田)-上海(浦東) 週4往復
【ピーチ・アビエーション(MM)】
東京(羽田)-上海(浦東) 週7往復
大阪(関西)-上海(浦東) 週7往復
【春秋航空(9C)】
東京(羽田)-上海(浦東) 週4往復
名古屋(中部)-上海(浦東) 週7往復
大阪(関西)-上海(浦東) 週14往復
札幌(新千歳)-上海(浦東) 週7往復
茨城-上海(浦東) 週6往復
高松-上海(浦東) 週5往復
佐賀-上海(浦東) 週3往復
【春秋航空日本(IJ)】
東京(成田)-重慶 週4往復
東京(成田)-武漢 週3往復
東京(成田)-ハルビン 週4往復
東京(成田)-天津 週3往復
■早朝の上海浦東国際空港は人でいっぱい
春秋航空のチェックインカウンターは第2ターミナルのAカウンターで行われます。
春秋航空の中国発 国際線は、
出発120分前からがチェックイン開始時刻です。
この時、朝5時25分、180分前です。
茨城行きは8時25分発なので、予定では6時25分からチェックイン開始。まだ1時間以上時間があります。
のんびりをターミナルを歩いて、Aカウンターの方に向かいます。
人もまばらで余裕をぶっこいて、
「
LCC乗り慣れてるから楽勝、一番乗りですわ!」と思って近づいてみると。
激甘!
なんだこの行列は!
しかも、くっ、くそっ、
まぶしい!
カウンターは「
Common Check-in」と表示されていて、全便共通のチェックインカウンターです。
ということは、この時間帯出発の春秋航空の国際線は、澳門、済州島、札幌、大阪、茨城行きの搭乗客が並んでいるということです。
120分前から並び始めていては絶対乗り遅れる、そう確信して、出発180分前から並び始めました。
それから約40分待ち続け、結果として予定時間よりも早くチェックインをすることができました。
余談ですが、春秋航空は
機内持ち込み手荷物が最大5kgに制限されています。今回、それを想定して、リュックとノートパソコン1台、小さめのカメラ1台、アクセサリー数個まで絞ってぎりぎりクリア条件を満たしましたが、相当きついです。今回はカウンターでの計量はされませんでしたが、思わぬ追加料金を払う羽目にならないよう、油断しないでご注意を。
そしてここから先も、行列に並んだ記憶しかない。
出国審査に並んで20分、続いて保安検査で30分。
行列からいったん解放されて、免税品エリアを軽くうろうろ。
早め早めの行動のおかげで、いくらか余裕をもって搭乗ゲート前に到着できました。
7:50 搭乗開始時刻になり、駐機場にある搭乗機までバスで移動します。
搭乗前に無料の日本ガイドを配るなど、割とマメ。
パラパラっと・・・。
!!
ちょっと、台湾につづいて中国でも鎌高前に送客するんですか!
もう江ノ電の輸送能力は限界っ!
東海道線みたいに15両編成とかできないからっ!
もしやっても腰越駅で13両余るからっ!!
無慈悲な送客ガイドを眺めつつ、バスにゆられながら駐機場に到着。
LCC恒例のいつものタラップ車で搭乗します。天気の日でよかった。
どんどん乗ります。お客さんほとんど中国人です。
春秋航空はシートは2クラス。一般クラスのスプリングと、上位クラスのスプリングプラス。
私はセール運賃「ラッキースプリング」で購入したので一般クラス。いわゆるエコノミー。
エコノミーの座席はリクライニング機能そのものがなかった。
よくあるLCCのエコノミーシートだと、わずか数cmリクライニングできたところで快適というよりは「これっぽっちか」と腹が立つだけなので、機能そのものをなくすというのは潔いです。
上海-茨城線はそこそこ空席があり、搭乗率6~7割くらいでした。そのせいもあってか、スムーズに搭乗が進み、予定時刻よりも早く出発。
機内では、日本国内系LCCと比べて制約が多かった。「携帯電話の電源自体入れてはいけない。(フライトモードでも使っちゃだめ)」「スマホをバッテリー充電もしてもだめ」 でもなぜかタブレットを使うのは許されるらしい。不思議。
機内誌は、就航地コラムや免税品や機内食メニューなどがまとまって1冊になっています。しっかりした装丁の冊子です。日本語表記はありませんでした。
■お楽しみの機内食
さて、お楽しみの機内食です。
せっかく中国に行ったんだから、中華料理を食べなくてはと思い、推薦マークもついている「
香港滷肉飯(40元/約640円)」を注文しました。
座席のテーブルにどかんと大きな箱が到着。重いです。
箱の左下に、「米220g、おかず240g」との記述。
総重量460gのドカ弁です。
ボリューム満点だ! では開封!
なんと2皿!
厳重にパッキング。じらしてもうっ、さらに開封!
えっ!?
えっ!?
・
・
・
デジャブ。
ああ、あれです、あれ。
甘く煮付けた芋人参ご飯で満腹になり(肉は行方不明)、スマホもいじれず、ただただ目をつむって瞑想すること約3時間。
11:39 定刻よりも約40分も早く茨城空港に到着しました。
誘導路わきで農作業かと思ったら草刈りしていました。
搭乗機がスポットに到着して、歩いてタラップを降りてすぐターミナル。
入国審査もほぼ待ち時間なく通過でき、
到着後5分でフリーになるというスムーズさです。
これが地方空港国際線の最大のメリット。
■利用しない手はない!東京駅-茨城空港間 500円バス
茨城空港-東京駅間は、関東鉄道がシャトルバスが運行しています。
茨城空港発着の航空機を利用した人は片道500円、利用していない人は片道1,000円で乗ることができるという良心価格設定です。一応、要予約ですが、空席があれば当日でも利用可能です。
運行スケジュールは茨城空港の発着便に合わせているので、本数が少なくて、やや接続時間が長いのがちょっと難点です。
この日はこの500円バスを事前予約で利用しましたが、茨城空港に予定よりも約40分速く到着してしまったので、バスの出発時間まで都合1時間45分を空港ロビーでまったりと過ごすことになりました。500円はありがたいですが、ちょっと接続長すぎました。
[関連リンク]
茨城空港 バスでのアクセス
■茨城空港 県外利用者ならこのキャンペーンを利用しよう
2017年6月1日から「
茨城空港 県外利用者限定 プレゼントキャンペーン」を実施しています。
毎月300名に2,000円分のターミナル内店舗の利用券をプレゼント。当たる確率高そうです。
ただし、往復利用しないと応募できません。今回は片道利用なので応募資格なしで残念。
行って帰ってきたら、国内線到着ゲートでてすぐのこの応募箱に。
上の写真では足だけ映ってて何なので。
茨城といえば、根強い人気のガールズ&パンツァーの等身大立て看板。以前は空港の中に散らばっていたのが一か所に集合していました。
■さいごに
たまには成田や関空などの大空港ではなく、茨城空港のような地方空港を利用してみるのも面白いものです。春秋航空・春秋航空日本の
737セールはそういう意外な旅の刺激を得るのによい機会かなと思いました。
春秋航空 9C8987便 上海(浦東)-茨城線の搭乗レポートは以上です。