国内主要航空各社は、2020年夏季繁忙期（8月7日から16日）の期間の利用実績を発表しました。

　利用実績の発表があったのは、国内LCCでは、ジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーション、春秋航空日本の3社で、国内LCC以外では、JAL、ANA、スカイマーク、スターフライヤー、エア・ドゥ、ソラシドエア、フジドリームエアラインズ。

　2020年夏季繁忙期の航空各社の利用傾向は、8月上旬の予約状況から数%～10%程度の改善はみられたものの、実際の搭乗率は前年比30～40%と低水準で、ジェットスター・ジャパンはかろうじて60％台の実績になりました。

　9月以降も国内線の減便発表が相次いでおり、引き続き需要の低迷が続くものとみられています。

国内航空各社 国内線 利用実績

※2020年8月17日、各社発表の情報による

■ジェットスター・ジャパン
提供座席数：162,720席（前年 206,640席、前年比78.7％）
総旅客数　： 97,851席（前年 186,513席、前年比52.5%）
搭乗率：60.1％ ▲30.2%（前年90.3％）

■ピーチ・アビエーション
提供座席数：245,880席（前年 109,620席、前年比224％）
総旅客数　： 96,622席（前年 101,794席、前年比95%）
搭乗率：39.3％ ▲53.6%（前年92.9％）

■春秋航空日本
提供座席数：11,340席（前年 24,570席、前年比46.2％）
総旅客数　： 3,164席（前年 21,995席、前年比14.4%）
搭乗率：27.9％ ▲61.6%（前年89.5％）

■スターフライヤー
提供座席数：41,032席（前年比72.8％）
総旅客数　：15,275席（前年比30.8％）
搭乗率：37.3％ ▲50.7pt

■ソラシドエア
提供座席数：89,711席（前年72,766席、前年比123.3％）
総旅客数　：15,165席（前年61,117席、前年比24.8％）
搭乗率：16.9% ▲67.1pt（前年84.0%）

■フジドリームエアラインズ
提供座席数：70,824席（前年比119.1％）
総旅客数　：22,231席（前年比45.0％）
搭乗率：31.4％ ▲51.7pt

■スカイマーク
提供座席数：211,956席（前年258,597席、前年比82.0％）
総旅客数　： 96,483席（前年237,408席、前年比40.6%）
搭乗率：45.4％ ▲46.4pt（前年91.8%）

■エア・ドゥ
提供座席数：81,540席（前年85,838席、前年比95.0％）
総旅客数　：25,218席（前年73,956席、前年比34.1％）
搭乗率：30.9％ ▲55.3pt（前年86.2％）

■ANA
提供座席数：1,464,721席（前年比79.3%）
総旅客数　： 478,650席（前年比30.4％）
搭乗率：32.7％ ▲52.6pt

■JAL（JAL、J-AIR、HAC、JAC、JTA、RAC各社合計）
提供座席数：1,051,332席（前年1,360,895席、前年比77.3％）
総旅客数　： 390,102席（前年1,179,871席、前年比33.1％）
搭乗率：37.1％ ▲49.6pt（前年86.7％）